メンバーのみなさんこんにちは。新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。なかなかこのように集合できる機会がなく、追い打ちをかけるように、新型コロナウイルス感染拡大の緊急事態宣言が政府から出されて、部活動そのものが緊急事態宣言が明けるまで中止となってしまいました。
しかし、今年はコロナに負けず、笑顔が溢(あふ)れる年になると良いなぁと思い、「笑い文字」を書きました。笑い文字は上の画像にあるように、文字の中に笑顔をたくさん描き入れる文字です。いつでも陸上競技部のメンバーに会うと、笑顔が溢れるあいさつができるといいですね。
9年生はいよいよ勝負の時がやって来ました。道を拓(ひら)くためにチャレンジをすることと思います。ぜひその道が拓けるように祈っています。ただ、決して体や心に無理がかかり過ぎないように気をつけてください。そして、進路決定のその瞬間までが勝負ですから、陸上で培った「魂」で、頑張り抜いてください。応援しています。
進路が決まったら必ず顧問に報告に来てください。
今回の緊急事態宣言を受けて、部活動は学校として全て中止となりました。これは市内の多くの学校が同じです。このコロナが少しでもおさまっていく状況にないと再開が不可能だと思います。これは仕方ありませんので、何ができるのか、できることを探っていきたいと思います。それには次の7つのステップで考えていくことが良いのではないかと思います。
① 今、何が課題なのかを考える。
② 学校の授業は「通常通り」に行われている。
③ そろって行う部活動ができないだけである。
④ ロードレースは2月に延期の方向である。
⑤ 課題をどのように具体的に克服・強化していくかを計画する。
⑥ 実践し、成果を評価をしてみる。
⑦ 次のステージに「何を」「どうするか」を見通す。
① 今、何が課題なのかを考える。
緊急事態宣言に関係なく、今、課題にしていることはどんなことか、考えてみましょう。
・体はしなやか(柔らかい+瞬時に力が出る)にできていないことですか?
・最小限の力で、最大の「瞬発力」+最大の「リラックス」+最大の「関節可動幅」のランニングフォームですか?
・体軸は崩れていることですか?(筋肉が身体の軸に並んで置かれていないこと)
・ケガをしやすい体の使い方をしていることですか?
・体を弾ませ、肩をバウンドさせたり、腕や足で鋭いスイングができなくて、前方向へ移動する力に変換できないことですか?
・身体に持久力やスタミナがないことですか?
② 学校の授業は「通常通り」に行われている。
緊急事態宣言が出て、意気消沈している人、よく考えてみてください。学校は通常通りに営業(笑)していますよ。ならば、学校にいるうちにできることがあるのではないですか。特に④とのからみでここで何をするかを考える必要があるかも知れませんが、まず、どの時間帯がチャンスかを考えましょう。それには、以下の時間が「練習」と称してレベルアップできる時間と思われます。
登校
階段の上り下りや教室移動
体育の授業
給食(食事もトレーニング)
昼休みの体育館開放
下校
これらの時に、短時間でも動きのチェックだけでも行えるのではないかと考えます。ここで部活動と同じようにウォーミングアップや走りをしてしまうと、部活動そのものをあからさまに行っていることになりますので、それはダメです。「あいつ、変だな。」と思われるか思われないかのギリギリのところで、目標に合わせてさりげなくやってしまうのです。さて、何ができるでしょうね。
今回はここまでにして、次号は③から考えてみることにしましょう。